1月~3月は不動産が売れやすい?
2018年12月25日
不動産に限らず、モノを売る場合、
「需要が高い時期に売る」ということが販売の鉄則ですが、果たして不動産にも当てはまるのでしょうか?
一般的に不動産業界の繁忙期は、以下の2回といわれることが多いです。
① 1月~3月
「4月は入学シーズンであり、転勤や異動も多くなるため一番の繁忙期になる」
② 9月~11月
「1月~3月ほどではないが、転勤や異動があり需要が高まる」
逆に、5月~7月は比較的ニーズが下がり需要が下がりやすく、また、8月は夏休みでレジャーがあり、
12月は師走やお正月を迎える準備で不動産売却の動きは少なめになるといわれます。
このことから、年末あたりから売却準備を始めて、年明けには売り出せるようにするのが良さそうです。
・・・と言いたいところですが
でも実際は、
「売れやすい時期はあるが、現在はそれほど時期は関係ありません」
「今では年中通して不動産は安定的に売れています」
「お客様のご都合が良いタイミングで売るという形がベストです」
最近はインターネットの普及などで、需要が少ないと思われていた時期でも買い手が見つかりやすくなり、季節の影響をより受けづらくなっています。
また、季節の事情だけでなく、自分が不動産を売却しようとした時期に、似たような物件が多く売り出されていると、ライバル物件が多く、スムーズに売りにくくなることもあります。
逆に、似たような物件が売りに出されていないと、供給が少なくなっているのでスムーズに売れやすくなります。
ですから、不動産を売る側としては、あまり時期の変動などは気にせずに、「その時々の買主様とのご縁を大切に」していけば良いのです。
不動産は、小売商品とは異なり、ボーナス時期だからといってよく売れるわけでもありません。
一番重要なのは、「売却準備が整い次第、早めに売り出すこと」と言えます。