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Q:売却時に価格交渉があった場合、どうすればいい?①

2024年10月3日

不動産を売るとき販売価格は決まっているけれど、その後購入希望者様(買主様)から価格交渉が入るケースがあります。ほとんどの場合、提示した販売価格に対して「〇〇万円に値下げしてください」と指値=価格交渉を入れた金額で言ってきます。そのような場合、売主側としてはどう対処するべきなのでしょうか。

 

★売り出し開始から間もない申し込みの場合

 

不動産の売り出し開始から1カ月以内で申し込みがあった場合、売り出し開始からすぐに反響があり、購入希望のお客様を物件にご案内してすぐに買い付けの申し込みが入るという、売主様、担当の不動産会社にとってもまたとないケースと言えます。

 

物件を2,980万で売り出したとしましょう。購入希望のお客様から「2,900万円で買いたい」とお申し込みをいただきました。これは一番よくあるケースで「80万円値下げしてください」ということです。

 

売主様から物件をお預かりするとき、不動産会社としては最初から価格交渉が来ることを念頭に置いています。そのため、100万円程度高めに価格を設定して売り出すのが普通です。この場合、80万円なら想定の範囲内なので、即OKして「2,900万円でいいですよ」と話をまとめるのがひとつのケースになります。価格交渉を想定した上乗せは売主様も合意の上。事前に打ち合わせているのが普通だからです。

 

また、売りに出してから間もないので「売り出し価格と、購入希望者様の希望価格の間を取って、2,940万でいかがでしょう?」という話も可能、あるいは、売りに出したばかりのため「2,980万円でお願いします」と返すことも可能です。

 

 

 

★価格交渉は1回でまとめることが大切!

 

個人のお客様同士の売買(個人間売買)では、価格交渉が来た場合、1回のやりとりでまとめることが大切です。売主様と買主様がお互いのことを「お金にセコい」なんて思いはじめてしまうと、まとまりにくくなることもあります。業者同士のやりとりと違ってデリケートですね。

 

もちろん、いくらで回答するかは売主様の自由です。売り出し直後に申し込みが来たケースでは、売却理由にもよりますが、80万円程度の価格交渉なら常識の範囲内なので受けていいと思います。これまでの経験から言えば、一番多いのは「売り出してから間がないので間をとって2,940万円で」という返答です。このケースでは「少しなら引いてあげます」という返答がベターと言えます。

 

不動産の購入では、ほとんどの買主様がローンを組みます。そのため、価格交渉をしても月々の支払額の差は微々たるものになります。

 

一方、売主様にとっては収入が露骨に変わりますから、あまり気持ちのいいものではありません。売主様としては10万円でも少ない金額ではありません。

購入希望者様からの価格交渉が入った時、応じたら良いのか、断っても良いのかについては、担当の不動産会社と相談、はじめに提案のあった査定価格や販売計画に照らして検討される事をお勧めします。

 

弊社では売却、購入、有効活用等の相談を無料で承っています。

他にもセカンドオピニオンの相談にも対応いたします。現状に疑問や不満を感じている売主様、お気軽にご相談ください。

 

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