不動産売却にかかる諸費用と抑えるコツ
2026年10月7日
不動産の売却には、様々な費用が発生します。
いざ売却を検討し始めると、思っていた以上に費用がかかることに驚く方も多いのではないでしょうか。
仲介手数料や税金だけでなく、物件の状態によって発生する費用もあります。
今回は、不動産売却にかかる諸費用と、抑えるコツについてご紹介します。

★不動産売却にかかる諸費用
不動産売却には、大きく分けて以下の費用がかかります。
1.仲介手数料
売却が成功した際に不動産会社に支払う手数料です。
売却価格に応じて変動し、宅建業法で上限が定められています。
<売却価格>
200万円以下…売却価格×5%+消費税
200万円超~400万円以下…(売却価格×4%+ 2万円)+消費税
400万円超…(売却価格×3%+6万円)+消費税
例えば、500万円で売却した場合、約23万円が仲介手数料となります。
2.印紙代
印紙代の金額は、契約書に記載された売却価格によって決まります。
例えば、売却価格が500万円を超え1,000万円以下の場合は5,000円、1,000万円を超え5,000万円以下の場合は10,000円となります。(軽減税率適用)
3.登記 抵当権抹消費用
所有権の移転や抵当権の抹消手続きにかかる費用です。
不動産の種類や契約内容によって異なります。
4.譲渡所得税
売却によって利益が出た場合、その利益に対して譲渡所得税がかかります。
税額は、売却額や保有期間、適用される控除等によって変動します。
5.引っ越し代
売却に伴い引っ越しを行う場合、その費用も考慮しましょう。
6.その他諸費用
不動産の状態によっては、以下の費用が追加でかかる場合があります。
事前に把握し、準備をしておきましょう。
・ハウスクリーニング費
ハウスクリーニングをして物件を綺麗にしておくことで、内見時の印象が良くなり、買い手が見つかりやすくなる可能性があります。
・解体費、家財等の処分費
築年数が古い物件は、解体して更地にした方が高く売れることもあります。
また解体の際には、家の中を空にしておく必要があるため、家財や不用品の処分費用もかかります。
・測量費
不動産売却において測量を行う義務はありませんが、引き渡し後のトラブル防止のため、測量が必要になるケースは多いです。
境界が分からない場合や、登記簿の記録と実際の面積が異なる場合、測量を行って境界等を明確にすることで、隣地とのトラブル予防になります。
測量費用は、決して安い金額ではないですが、買主が安心して購入できるようにするためにも、測量を検討しましょう。
★不動産売却にかかる費用を抑えるコツ
売却にかかる費用を抑えるためには、特に大きな割合を占める譲渡所得税の削減に注目しましょう。
一定の条件を満たすことによって控除が受けられ、納税額を抑えることができます。
・3000万円特別控除
不動産(マイホーム)を売却したときに、その売却益から最高3000万円までを控除できる制度です。
他の税制上の優遇措置との兼ね合いによっては、控除額が制限される場合があります。
※適用条件
居住用財産であること…一般的な住宅やマンションが該当します。
一定期間居住していたこと…通常は、売却の直前まで居住している必要があります。
・10年超所有の軽減税率特例
10年以上所有していた不動産の売却に適用できる特例です。
譲渡所得が6,000万円以下の部分については、通常の長期譲渡所得税率(20.315%)よりも大幅に低い14.21%の税率が適用されます。
3000万円特別控除と併用することも可能です。
両方の特例を適用することで、大幅な節税が期待できます。
詳細に関しましては最寄りの税務署にてご確認ください。
★まとめ
不動産売却は、多くの費用がかかる大きな取引です。
この記事で紹介した情報を参考に、事前にしっかりと費用を把握し、計画的な売却を進めましょう。





