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近所に内緒で売却したい

2024年1月9日

Q:ちょっと事情があり、近所に知られずに住まいを売却したいのですが・・・

住まいを売却する理由は千差万別。なかにはとてもデリケート

な事情があり、ご近所さんなどに内緒で「こっそり売りたい」という方も少なくありません。では、周囲に知られずに住まいを売却することは可能なのでしょうか。今回はこれについてご説明しましょう。

 

内緒で売却したい理由のナンバーワンは?

住まいを「こっそり売りたい」という人は、実はけっこう多いです。「まったく知られないうちに、というのは難しくても、なるべく知られたくない」といった要望をいただくことも少なくありません。

 

なぜこっそり売りたいのか、事情はさまざまですが、一番多いのが「離婚」でしょう。「離婚したのをバレたくない」という方は少なくありません。マンションの場合であれば、秘密裏に売却を進めるのは比較的容易ですが、戸建ての場合は少し大変です。特に、お子様が近所の学校に通学していたりすると、ご近所の目もあり、噂はすぐに広まってしまいます。

 

また、「近くに親戚などがたくさん住んでおり、住まいを売りに出したことを知られたくない」というケースもあります。「家を売りに出すとは、家計がよほど大変なのでは?」など、変に詮索されたり、妙な噂を立てられたくない、というわけです。

 

前項でもご説明したように、住まいを売却する場合、不動産会社はお預かりした物件の販売活動・広告活動を行います。具体的には、自社のホームページと不動産のポータルサイトに物件の情報を掲載して買主様を募るとともに、希望の方には物件を見てもらいます(内見)。不動産会社は、こうした作業を重ねて売買契約に漕ぎつけるわけです。

 

ホームページやポータルサイトなどのインターネット媒体に掲載した物件は、基本的に誰でも閲覧することができます。また、内見となれば、週末などに不動産会社のスタッフや買主候補のお客様が物件に出入りすることになります。つまり、「内緒で売りたい」ということは、不動産会社のこうした販売活動や広告活動が封じられることになってしまうわけです。

 

困難を乗り越えお客様の希望を叶えるのがプロ

 

では、内緒で売却するのは不可能なのでしょうか?いえ、安心してください。方法はあります。まず、最も多く用いられるのが「業販」です。これは業者への販売のこと。不動産会社の人脈で同業他社に購入してもらう方法です。

 

また、顧客管理の体制が整っている不動産会社なら、過去にご利用いただいたお客様へメールやDMなどを用いて物件を紹介し、購入を検討していただく方法もあります。業販ともども、おおっぴらに広告活動をせず、内密に売却を進めることが可能な手段です。

 

さまざまな事情があり、いろいろな住まいがあるのが不動産売買の特徴といえます。そして、インターネット媒体が使えないとなると販売活動が難しくなるのは事実です。でも、不動産会社は売買のプロ。売主様の希望に沿った方法での売却を必ず実現させるはずです。

 

余談になりますが、不動産取引では、売買の事情や希望はもとより、勤め先や年収、自己資金の金額など、さまざまな個人情報を不動産会社に開示することが求められます。大切な個人情報の漏洩を防ぐためにも、信頼できる不動産会社(と営業マン)に出会うことができたら、「不動産に関することはこの人に全て任せる」と決めて、一度だけでなく末長くお付き合いすることをお勧めします。

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