住宅を高く売るためにするべきこと。ステップ2
2018年9月28日
家を売却するときには出来るだけ高く売りたいと思いますよね。
前回は、不動産会社の選び方のポイントをご紹介しました。
今回は、内見に来ていただけたお客様に少しでもいい物件だと思ってもらい、
できるだけ高く売るためのポイントを何点か紹介して行きます。
・家の見た目を綺麗にする!
これは、何よりも大切なことです。
新築物件とは異なり、中古物件は建物の痛み・汚れが判断の基準になってきます。
具体的には 【水回り・内外壁のリフォーム、庭の手入れ】 が重要視されます。
この中でも、住宅の印象を決める一番のポイントは、
水回りのお風呂・トイレ・シンクなのですが、
部屋の掃除はともかく、”水回り”の掃除は厄介ですよね。
自力であれこれ試しても、長年のガンコな汚れはうまく取れないこともありますよね。
そんな時はプロのハウスクリーニングを検討してみてください。
浴室の相場なら約10,000円~20,000円、キッチンの相場なら約10,000円~24,000円です。
全体で見れば、何千万円もの不動産の取引を行うことを思えば、
少しでも売値を上げるためにもプロの方に掃除をお願いするのも一つの方法ですね。
築年数が古いと、購入者側がリフォームを検討することも多いですが、
それでも綺麗にしておくことは大切です。
もし内覧希望者から「故障していないのはわかったけど、浴室が古いから…」
といった理由などで値下げの打診があるようなら、値下げ幅とリフォーム代金を比較しながら、
不動産会社を交えて値下げに応じるかリフォーム代金を負担するか等、落としどころを探してみてください。
また、忘れやすい場所として
一軒家の内覧時には庭の植木なども見られますので、庭の掃除や植木の手入れも行ってください。
・部屋をスッキリ見せる!
住んでいる家を売却する時、完全に空き家にすることは困難ですが、
実家やトランクルームをフル活用し、荷物を減らすことはとても重要なのです。
なぜなら、内覧者が部屋に入った時に受ける第一印象は「広いか狭いか」です。
内覧者は事前に間取りや広さを知った上で見学に来ていますので、
実際には広いリビングであっても、モノが多すぎて「想像していたよりも狭い…」
と感じさせてしまうと残念な印象を与えてしまい、勿体無いです。
反対にたとえ実際には狭くても、「思ってたよりも広い!」と思わせることができれば、
他の設備にも関心を示すなど、購入意欲が高まってくるはずです。とにかく「スッキリ見せること」が大切です。
・なんでも明るく!
住んでいる当事者は慣れてしまって気づかないものですが、部屋は意外と暗いものです。
親戚やお友だちのお宅を訪問した時、
晴れている昼間なのに「暗いかな」と感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
知っている人のお宅であれば、楽しく過ごせればほんの数時間の暗さはさほど気にならないかもしれませんが、
「住むために買う人」にとって、暗いか明るいかは重要なポイントです。
できるだけ電球は新しいものに変えて、昼間の内覧であっても、すべての部屋のあかりをつけておきましょう。
玄関に入っただけで「暗いな」と思われては、内覧者の気持ちも沈んでしまいます。
「照明」とひとことで言っても、3種類の光があります。
・昼光色(すっきりと明るいタイプ)
・昼白色(自然な光のイメージ)
・電球色(あたたかみのあるオレンジ系の光のタイプ)
お部屋の用途にあわせて設置している方も多いと思いますが、
自然光が入らない部屋の場合、昼白色や電球色だと内覧者によっては「暗い」と感じてしまうケースもあります。
内覧が始まる前に担当営業マンに「このままで良いのか、照明のタイプを変えた方が良いのか」を相談し、
アドバイスを受けてみてください。
担当営業マンは不動産のプロですから、その知見をしっかり活用するようにしましょう!
いかがでしたでしょうか。
言われてみないと気づかなかったこともあったかと思います。
売却の際に、みなさまの参考になれば光栄です。
もし迷われていることがございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
最善の解決策を提案できればと思っております。