離婚時の家を売るタイミングとは?
2026年10月15日
離婚の際、夫婦の共有財産である家の扱いをどうするか、決める必要があります。
離婚と家の売却、どちらを先にすべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
離婚前後で変わる売却のメリットとデメリット、注意すべきポイントを解説していきます。

★離婚時の家の売却のタイミング
離婚と家の売却、どちらを先にすべきか、それぞれのタイミングでメリット・デメリットがあります。
1.離婚前に売却するメリットとデメリット
離婚前に家を売却するメリットは、財産分与や住居に関することで揉める可能性を低減でき、離婚後の相手方とのやり取りを最小限にできることです。
また、離婚後の住居探しや引っ越しといった手続きも、売却が完了していればスムーズに進めることができます。
新たなスタートを切るための心の準備を整える上でも、離婚前の売却は有効な手段と言えるでしょう。
デメリットは、売却までに時間がかかる場合があるということです。
そのため、離婚を急いでいる方には適さない可能性があります。売却準備を進める中で、感情が揺れ動き、精神的な負担が増えることもあるでしょう。
2.離婚後に売却するメリットとデメリット
離婚後に家を売却するメリットは、離婚の手続きが一段落してから、じっくりと売却活動に取り組めることです。
不動産市場の状況を見ながら、より良い条件で売却を進められる可能性があります。
デメリットは、家が売れ残るリスクがあり、固定資産税などの負担が続くことです。
また、離婚後も元配偶者と連絡を取る必要性があるため、精神的な負担になる可能性も考えられます。
★離婚時の家の売却で注意すべきポイント
1.住宅ローンの完済が前提
不動産を売却する際には、原則として住宅ローンの残債を完済する必要があります。
ローンが残っている状態で売却する場合、売却代金からローンの残債を支払い、抵当権を抹消する手続きが必要になります。
売却前に、ご自身の自己資金と不動産の売却見込み額を照らし合わせ、ローンの残債を完済できるかどうかをしっかりと確認しましょう。
もし、自己資金が不足している場合は、任意売却という選択肢も検討できます。
任意売却は、通常の売却と異なり手続きが複雑になるため、専門家に相談すると良いでしょう。
2.離婚調停中の売却
離婚調停中でも、双方の合意があれば不動産の売却は可能です。
しかし、一方が反対する場合は売却が困難になります。
また共有名義の場合、双方の同意が必須であるため、事前にしっかりと話し合いを行うことが大切です。
3.財産分与のタイミング
離婚の際には、夫婦で築いた財産を公平に分ける「財産分与」という手続きがあります。
一般的に、この手続きは離婚後に行われます。
離婚後に財産分与を行うと、贈与税や不動産取得税がかからないケースがあり、税金面で有利になることもあります。
例えば、ご自宅を売却して得た利益を分ける場合、この税制上の優遇を受けることで、手元に残る金額を増やすことができるでしょう。
★まとめ
離婚前に家を売却する場合は、財産分与や住居に関することで揉める可能性を低減でき、離婚後のトラブル予防になることがメリットです。
しかし、売却に時間がかかると精神的な負担がかかる可能性があります。
一方、離婚後に家を売却する場合は、早期離婚の実現や高額売却を目指せますが、売れ残るリスクや固定資産税の負担が続くことがデメリットです。
これらのメリットとデメリットを踏まえた上で、離婚前後どちらに売却をすれば良いのか、ご自身の状況に合わせて判断しましょう。





